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社長ブログ

2025.07.07

管理職研修の目的

社内管理職研修会を毎年6月末のボーナス支給時期に合わせて行っている。全国の管理者が集い、管理者としての実力を少しでも身に着けるために、与えられたテーマに対してディスカッションを交えながら知識習得や考え方を学ぶ。今年は最近世間でも注目されている「行動経済学」をベースに、心理や脳の働きによって非合理な判断をしてしまう人間の特性を知り、それをマネジメントに活かそうと、東京晴海の研修施設で一泊二日で行った。

管理者としての実力を身に着けるのが目的といったが、目的は他にもある。一つは、同階層研修を通じた交流の場である。日々職場を異にする管理者、特に営業所長は一国一城の主であるためにその責任は大きく、また物流現場を担っているため日々様々な問題が降りかかってくる。普段は上司が同職場にいるわけではないので、即座の判断を求められることが多い。一方で中間管理職として、ともすると本社と現場の板挟みになることも少なくない。悩みのつきない営業所長ではあるが、その悩みを同階層のメンバーと共有することで励まされ、また成功事例を共有することで、問題解決に繋がったり管理者としての刺激をもらったり。
そうした交流の場としての目的である。

そしてもう一つ。経営理念の浸透。これが最大の目的であり、なかなかの大きな問題(難題)でもある。経営理念を確立し、その浸透を図るために5年前にカルチャーブック「YUKI WAY」を作り、全社員に配布し、会議や朝礼時に読み合わせなどで活用している。活用方法やメイン箇所の暗唱は定着してきたが、このブックすべてを行動規範や行動の判断基準として日々実践することは本当に難しい。だから本研修会をこのカルチャーブックの取説(トリセツ)もしくは解説書の位置づけにしようと、今回は行動経済学という「ツール」を通じて出席管理職に対してその目的を果たそうと、約1か月かけて企画した。少しでも経営理念の浸透に繋がればありがたい。


ディスカッション後の発表は全員行った。

経営理念が管理職に浸透したからといって、全社員に浸透したことにはならない。経営理念が浸透していないことによる事故・トラブルやコンプライアンス違反もゼロではない。経営理念の浸透はこれからも続く自分自身の最も大きなミッション(使命)であり責任である


外部講師を使わないのは、経営理念浸透が目的の研修だから。
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