日本の四季。日本の特徴であり魅力の一つであるが、その四季が近年あいまいになってきた。
今年は顕著で、残暑が１０月に入っても続き、いつまで続くかと思っていたら、月末は急に寒くなった。ひと昔前でいえば１０月は秋真っ盛り。スポーツの秋、読書の秋、食事の秋。さわやかな気候やおいしい食材、個人的に悩まされる花粉もなく（幸いこの時期のブタクサはアレルギーがない）、年間で最も好きな時期だった。

ところが近年、特にコロナ明けのこの３年、様相が違う。今年の１０月も、８、９月と変わらない夏日がある一方、ダウンコートが必要な寒い日もある。衣替えや布団の入れ替えも進まず、少々面倒な一か月。サンマが大漁だったのは、ラッキーだったが。

気候や食材（収穫物）は年々変化するものの、社内外のイベントは変わらず計画通り開催される。地元の大イベント、江東区民まつりが晴天の中盛大に開催され、一週間後には地域貢献を目的とした当社主催の感謝祭を、小雨の降る寒い一日となったが２年振りに開催した。

京葉港港湾運送事業協同組合の視察（大阪）、押入れ産業グループ交流会（青森）などもあり、出張やイベントで盛沢の１０月であった。

一方でここ数年、半年に一度のペースで休暇で楽しんでいる伊豆大島に、１０月前半の連休を使って赴く予定を立てていた。しかし出発当日、飛行機の整備不良と台風の影響も重なり飛行機が飛ばず、なんと行けなかった。半年前から計画していたのに。ロードバイクを一足先に島に送り、万全の準備で休暇を楽しもうと思っていたが、この結果。

飛行機でなくいつも通り竹芝埠頭からのジェット船で行けばこんなことにならなかった。ちなみに飛行機とは調布飛行場から飛び立つ１９人乗りの小型プロペラ機。かつて離陸後に調布市内に墜落したこともあり、安全最優先の徹底とのことで、飛行の判断に細心の注意を払う。ただ、ジェット船は伊豆大島まで約２時間掛かるのに対し、プロペラ機の飛行時間は３０分足らず。それが魅力で今回プロペラ機を選んだが、最悪の結果となってしまった。

もし、伊豆大島や新島などに行く際は参考にしてください。ちなみに今回台風で大変な被害を受けた八丈島は、羽田空港からジャンボ機で行くことができます。

いろいろあったが、記憶に残る一か月だった。