調布にはプロペラ機専用の飛行場があり、昨年10月にそれに乗って伊豆大島を訪れる予定であったが、天候不良や車両整備不良の理由で飛ばず断念したことは、以前ブログで書いた。前回の後悔と反省から、今回はあらためて竹芝からのジェット船を使って1年振りに無事島に到達。ハイキングやロードバイクで心身をリフレッシュしてきた。
(伊豆大島に初めて訪れて感動して記したブログは、2024年10月8日「日本唯一の砂漠で…」にて。)
火山を神聖なものとして扱う伊豆大島の人々は、三原山噴火を「御神火」として崇め、神事やお祭りでも聖なる火を焚く。地元で作られる焼酎にもその名を冠して島民は嗜む。そして島には多くの寺院仏閣が点在しており、自然や文化を堪能しながらそれらを巡ることを島の観光協会は推し進めている。
その一つに七福神巡りがある。わが地元の江東区深川の地にも「深川七福神」があり、正月や陽気の良い週末には観光客が訪れている。東京には他にも「谷中七福神」などが有名で、日本各地にも数多くあるようで観光の魅力として位置付けている。
今回の大島訪問で七福神すべてを巡ることは叶わなかったが、その一つである「毘沙門天」を祭る「潮音寺」という寺院を、東京に戻る最後に立ち寄った(大島も東京)。このお寺は元町という港町の真ん中に位置し、大島の中では人が集まるエリアの中心にある。ちなみに島には信号が6つか7つぐらいしかないが、この元町だけで3つある、というエリアがこの辺り。
中心地にあり、隣が大島警察署(比較的建物が新しい)であるが、この潮音寺は木々に囲まれたひっそりとした神聖な雰囲気の佇まいであった。敷地に入ると人影は全くなく、本堂と思しき建物には引き戸があり閉まっていた。「ご自由にお入りください」の張り紙があり、中に入ると左奥に毘沙門天が鎮座していた。お賽銭を入れ退出して全体をあらためて見ると三つの言葉が掲示されていた。
「持ちつ 持たれつ 世の中は 助けられたり 助けたり」
「積るほど 道をば隠す 雪と欲」
「見ることも 見せることも 出来ないが、隠すことも出来ないのが 心です」
前回のリベンジと心身のリフレッシュが目的の大島であったが、最後の最後で心に響く金言に出会え、より心が洗われた。

