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社長ブログ

2018.01.04

年頭の挨拶(平成30年)

皆さま、新年明けましておめでとうございます。平成30年の新春を迎えるに際し、一言ご挨拶申し上げます。

東京では大晦日に今期初冠雪を記録したようですが、大過なく年越すことができました。三が日も穏やかな日が続きましたが、北日本では昨年12月中旬より寒波が襲い、例年以上に積雪の対応で苦労されていると聞いております。我々が配送させて頂いている灯油の需要も例年以上とのことです。仕事は増えるが、配送環境としては厳しい。関東エリアも含め、積雪の中を細心の注意で運行するドライバーの面々を常に思い、そしてこの一年への期待と意志を胸に、新年の社内行事を粛々と行ってまいりました。

blog20180104_1新年の安全祈願、会社屋上の稲荷社にて

隔年で開催している全社員対象の新年祝賀会、今年は開催年ではありません。新年会時に行っている永年勤続表彰、今回は本社会議室にて、表彰対象の本社社員、そして倉庫事業部社員に対してのみ行いました。各拠点の表彰対象社員の皆さんに対しては、現場責任者主導で各拠点にて行いますので、ご理解下さい。

今年は創業95年目となります。来年の96年目から100周年に向けて、新年祝賀会を毎年開催しようと考えております。100周年の式典の準備という意味合いもありますが、永年勤続表彰は少しでも多くの社員の皆さまの祝福の中で行いたい、そのような思いもあります。

blog20180104_2永年勤続表彰。新年会開催時は、式典内の大事な儀式

さて、この三が日。大変感銘を受けたのが、正月の風物詩、箱根駅伝での青山学院大学4連覇達成です。3連覇した上での今回の優勝ということで、優勝候補筆頭なのは当然、と思う方々も多かったと思いますが、今回の下馬評では絶対的な評価ではありませんでした。昨年度すべて制した駅伝三大大会(大学駅伝、出雲駅伝、そして箱根駅伝)で、今年度は箱根を迎えるまでの二大会で優勝を逃し、東海大学、神奈川大学(いずれも二大会でそれぞれ優勝)との三つ巴という戦前の予想でした。

箱根初日の往路は、これもまた立派な記録保持、過去10年の大会ですべて3位以上をキープしている実力校東洋大に苦杯をなめましたが、二日目の復路では6区で逆転し、そのまま一度もトップを譲り渡すことなく大手町のゴールのテープを切りました。

優勝の要因は、原監督の指導力・管理力、選手層の厚さなどいろいろあると思いますが、私は、それを原監督の優勝監督インタビューの中で見つけました。彼はこう言い放ちました。

「我々のライバルは、東洋大でもなければ、東海大、神奈川大、早稲田大でもない。サッカー界や野球界である。」

もっとも、人間形成の大半を野球というスポーツの恩恵にあずかった私としては多少複雑な思いもありましたが、オリンピック陸上長距離で、日本人のメダリストが誕生して久しい今の状況で、大学駅伝の一監督として陸上界全体で世界を相手に戦っていける人材を育てていかなければならないという強い思い。人口減少時代という構造的な問題を抱える日本において、陸上界全体を盛り上げるために戦うという彼の言葉に、志・ビジョンの高さに感銘を受けるとともに、青山学院大の強さの本質を見た気がしました。

今年は、平成の年号としてまる一年続く最後の年です。時代は変わっていきます。皆さんご存じのように、昨年来世界的に自動車業界の「EVシフト」が叫ばれております。遅かれ早かれエンジン車からEV(電気自動車)にとって変わり、石油時代の終焉を迎えることでしょう。一方で先述のように、足下は灯油の需要が旺盛、今もなおガソリン・軽油共々、国民生活を支えるライフラインとしてその価値を世に認められております。

我々は、常に今の仕事に全力を尽くすとともに、原監督のように将来に対しての夢・ビジョンを持たなければなりません。それが創業100年、そしてその先ずっと会社が永続的に続き、社員の皆さんの永年勤続という価値が、より一層の輝きを放つこととなります。

今年も、それぞれが自らの役割をしっかり認識した上で、目の前の仕事に全力を尽くすとともに、自分の仕事に対して、そして人生に対しての壮大かつ明確なビジョンをしっかり持って、その実現のために日々邁進していきましょう。

今年もよろしくお願いします。

平成30年1月4日

結城運輸倉庫株式会社
代表取締役
結城賢進

 

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