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社長ブログ

2020.01.17

2020年新年祝賀会

あらためまして、新年明けましておめでとうございます。昨年に引き続き、ここ東京ガーデンパレスにて結城・瀝青の社員が集結し、令和初の合同新年祝賀会を開催することが叶い、大変うれしく思っております。特に今回は東北から多くの社員の皆様に来てもらっております。遠いところ、本当にありがとうございます。また、今回も本社の新年会チーム(100周年記念プロジェクトチーム)に新年会の企画・準備に尽力頂き、ありがとうございます。

物故者への黙祷から厳粛にスタート

年頭の挨拶ということですが、せっかく多くの社員の皆さんに集まってもらっておりますので、画面を使いながら皆さんに対するメッセージを発信していきたいと思います。

先ほど見ていただいた今回の事業所紹介は、仙台営業所と倉庫事業部でした。昨年は、本社部門、清水営業所、瀝青輸送千葉営業所のVTRでした。会社の一端を知る紹介VTRではありますが、ここに放映したもの以外にもたくさんの仕事があり、たくさんの仲間がいます。結城グループ最大の運輸事業部は、瀝青輸送2拠点を含め計15拠点、港運事業部2拠点、そして倉庫事業部、本社部門があります。東日本エリアを範囲とした営業拠点を持つ、物流会社であり、現場会社です。

物流。それは電気・ガス・水道・インターネットと同じ、ライフラインです。産業活動や国民生活に欠かせない社会インフラです。昨年の台風災害、9年前の東日本大震災など、自然災害時には必ずと言って良いほど物流が注目されます。しかし普段は一般の人の目に見えない、黒子的な役割です。物流はライフラインですから、止めることはできない。当社でも、この瞬間も現場にて懸命に働いている仲間がいます。その仲間への感謝を忘れないでもらいたいこと、まずもって冒頭にお話ししておきます。

さて、結城運輸倉庫は、1923年11月に創業、昨年11月をもって、創業97年目に入ったこととなります。馬車やはしけによる材木・食料の配送からスタートした当社は、昭和に入り、鋼材、そして戦後は石油といった日本の基礎産業を物流面で支える一方、倉庫業ではアパレル品の保管や流通加工業務、一般消費者を対象としたトランクルーム事業を展開。事業領域を拡大していきました。

昨年も話ましたが、結城の歴史は、物流を通じて社会に貢献する、そして物流という仕事を通じて社員の自己成長、自己実現を追求するという創業理念を具現化し、お客様、そして社会にとっての価値を創造するべく、日々の仕事を必死になって愚直に続けてきた永続性の歴史です。もしくは時代の流れ、時流に必死になって乗り続けてきた挑戦の歴史です。そしてそれを支えた土台には、物流という仕事に矜持(誇り)を持った多くの先輩がいたからです。そのバトンを今につないできた歴史とも言えるでしょう。

昨年は、元号が「平成」から「令和」に変わった、日本にとって歴史的な1年となりました。そんな当社は今、大きな岐路に差し掛かっております。物流業界を取り巻く環境の変化、働き方改革の諸々の規制への対応、この働き方改革のそもそもの所以である人口減、少子高齢化社会という構造的な問題。これらの問題に加え、むしろこれらの諸問題によって、当社の弱みが顕在化、炙り出されております。

その点を皆さんとこの場で共有しながら、この弱点克服、問題の解決に向けての決意を皆さんに伝えたいと思います。ドライバーのミッション(使命)は「お客様の荷物をそのままの形で届ける」こと。それが=お客様へ責任を果たす、社会への責任を果たすということです。しかしながらこの「当たり前品質」を提供できない事例(つまりは事故・トラブル)が昨年は続いた。

液体危険物輸送は、特殊ですがミッションは同じ。吐出口開放がすべて。開放前で防げば事故でない。少しでも違う品質のものがタンクに入れば、タンクの中にもともとあるも製品の品質が一変してしまう。それだけ吐出口開放というのは最重要なタスク(作業)ということ。自分の作業に間違いはなかったか。吐出口のバルブを開放する前、今一度自らの作業を振り返って欲しい。入社時の厳しい教育・訓練の後、独り立ちをしたそのときの気持ち、思い出して下さい。やっと自分の腕一本で稼げる、そうした未来への希望に満ちた気持ちを。そのときは、必ず手抜きなどをせず、仕事をしてたはず。大事なのは、それをやり続けること、永続性、凡時徹底なのです。

会社としても、管理強化の一環としてパトロールを強化していかなくてはならない。パトロールは管理手段として、必要不可欠である。人間は手抜きする心理が働くもの。人間はいつも同じ環境ではない(荷卸場所というだけでなく、精神状態も含め)。だからパトロールは必要。しかしながら理想としては、パトロ-ルをしなくても、手抜きをしてはいけないんだ、プロとしての作業をやり続けなければならないんだ、という強い思い「信念」を一人ひとりが持ち、言われるからやるのではなく自主的に能動的に安全作業の必然性を持ってやるべきことをやり続ける、そんなプロ集団を作りたい。「規律を持った自主性」を重視したいと思ってます。

そのためには会社は、皆さんにルールを教え、それを守れ!だけのそんな教育ではそんなプロ集団は作れない。ルールだけでは心をつなぎとめることはできない、ルールだけでは自主性・安全作業の必然性は感じられないのかもしれない、心をつなぎ止めるのは一人一人の人間性、人間力を持った人間しかないのだから。これから、日々の職場を離れての集合研修を、社歴の浅い社員を対象に行っていきます。全部門の人対象とします。先程言いました人間性・社会性、つまりは人間としての力、ヒューマンスキルを磨く勉強をしていきたいと思います。言われたことをやれ、だけでは続かない。皆で考える力を養っていきたい。考えることでマナーやモラルが培われる。これがコンプライアンスの原点であり、今回あらたな部署として新設したコンプライアンス推進室のミッションです。YUKI WAY WAYは道。当社が今まで歩んできた道、当社の歴史を通じて培った価値観。そしてこれからの結城を方向付ける、ゆくべき道、これから歩むべき道を指南するものでもあります。だから道=WAYです。2020年は、TOKYO2020。オリンピックパラリンピックイヤーです。56年ぶりの東京開催。多くの皆さんは初めての地元開催を経験することとなります。結城・瀝青の本社がある東京都江東区は、オリンピックパラリンピック施設が20箇所。もっとも多いエリアです。交通対策など不安面もありますが、一日本人として、日本選手の大いなる活躍を期待し、自らの励みとしたい。そして日本人としての誇りを実感したいと思います。

本日出席してくださった皆さんにとって、そして本日出席が叶わなかった仲間にとって、そして結城運輸倉庫・瀝青輸送にとって素晴らしい1年になりますことを祈念し、年頭の挨拶、そして皆さんへのメッセージとさせていただきます。ありがとうございました。

出席者全員で輪になって、「明日があるさ」を熱唱素晴らしい1年を祈念して最後は全体写真

 

 

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