また新たな戦争が始まった。昨年に引き続き大規模な戦争だ。民族間の争いや政治・宗教間の対立などの複雑な要因があるようだが、戦争とは基本、二国間の領土争い。それぞれの「正義」の旗のもと領土の奪い合いのため戦闘を繰り返し、我々に毎日悲惨なニュースが耳に届く。

人類の歴史は戦争の繰り返しだ。どの時代にも必ずどこかで人間同士がいがみ合い、殺し合ってきた。一方で有史以来、人類は繁栄し続けたのも事実（全てがそうではないが）。特にこの１～２世紀の間に地球上の人口は増え、経済や情報はグローバル化し、生活は便利になった。大きな世界大戦が２度もあったにも関わらず。

いいことや楽しいことと、悪いことつらいことの繰り返しで、時は進んでいく。これは万人共通事であり、生きる上での原理である。いいことばかり続かないことを示唆する故事や格言は多い。落とし穴、しっぺ返し、まさか（魔坂）、万事塞翁が馬、禍福は糾（あざな）える縄のごとし…

一野球人としては、最高の１年だった。ＷＢＣ、高校野球、大学野球、プロ野球、すべて応援チームが優勝。会社も無事１００周年を迎えた。

こういう時こそ、これらの言葉を胸に刻もう。