「石の上にも三年」という言葉がある。どんな仕事どんな会社でも3年は耐え忍び努力を重ねることでやがて報われる、だから3年は頑張ってみよう、ということで自らを鼓舞したり、中堅ベテラン社員が新入社員への激励に使われることもある格言だ。「雨垂れ石を穿(うが)つ」とも言ったり、もっと簡単に表せば「継続は力なり」。価値観が変化し、今ではあまり流行らない言葉かもしれないが、個人的には好きな言葉。
3年は約1,000日だが、剣豪宮本武蔵の「五輪書」で知られる言葉に「千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬とす」という格言がある。「鍛錬」という言葉の極意を説いている。文字通りの意味であり、本当の力は長い年月をかけて繰り返し鍛錬することで身に付く、ということであり、言い方を変えれば一時的な努力でなく日々の積み重ねが大事であり、実力はすぐには身に付かない、ということでもある。
年を重ねる度に1年があっという間に過ぎ去っていくが、あらためて1000日と言われるとけっこうな日数だ。
先日、郡山営業所が無事故継続1,000日を達成した。おめでとう。本当に素晴らしい成果だ。ただ五輪書的にはまだまだ鍛錬の「鍛」、万日(10,000日)を達成してはじめて「鍛錬」の文字となる。年数にして27年以上。ちょっと途方に暮れる。
郡山営業所に赴くと、新たな無事故継続目標日数は現実的な「1,100」の数字が張られていた。
1,100だろうが10,000だろうが、大事なのは数字ではなく日々の積み重ね。1日1日を全うに生き、恥じない生き方を重ねたい。

