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社長ブログ

2016.05.15

初めての人間ドック

初めての人間ドック。

毎年健康診断は受けており、その診断結果も大きくは問題なしではあったが、来年には不惑を迎え、また代表に就任したこともあって、知人から人間ドックによる検診を勧められ、泣く泣く了承した。

元々医者が大嫌いである。父も医者が嫌いであった。実家で一緒に食事をする時に、食後の薬を準備しながらいつも医者への文句を口にしていた。その父が昨年、古稀を目前にして他界。今回の検診への判断を後押しした。

ドックといっても、様々なレベルやオプション検診が用意されている。今回は基本コースなるものを選択したが、やはり検診の目玉は消化器内視鏡検査、通称「胃カメラ」である。

バリウムによる検診しか経験がなく、「胃カメラ」は初めて。近年の技術の進歩により、受診者の負担は相当軽減されたと周囲から聞くものの、小心者の自分にとっては多少なりとも気がかり。

検診台(ベッド)に横たわり、決められた手順にて検診開始。看護士(全員女性)3名に囲まれ、励ましの言葉を受けながら、長い5分間は終了した。

もちろん気持ちのいいものではないが、やってみると意外と「こんなもんか」というのが第一印象。開始前と終了後の自身の心境のギャップに笑った。なぜかすがすがしさを覚えた。

もう一つ今回感じたこと。それは診察担当の看護士の方々や全体をフォローしてくれた事務担当の方々の接客レベルの高さ。ほぼ全員女性であったこともあるのだろうが、懇切丁寧な説明、笑顔での応対、そして緊張感をほぐしてくれる話し方。一人として例外はなく、まさに組織として最高レベルのサービスの提供を心掛けていた。

午前の検診が一通り終了し、昼食の時間。出された弁当は、地元亀戸の「升本」の月替わり弁当。量としては物足りないが、鯛の若狭焼や海老旨煮、季節物の温野菜と、繊細ながらも食べ応えのある内容に満足。ものの5分で食した。そりゃそうだよな、昨晩から何も食べてなかったんだから。

同じ5分間でも、気の持ちようでこんなにも違うものなのか。

あらためて時間の尊さを知り、帰路に就いた。

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