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社長ブログ

2026.03.11

記憶とは

直接には全く関係ないものと紐付けられ、記憶として残ることはないだろうか。

高校3年生の冬、受験勉強に明け暮れていた頃、阪神大震災が起きた。高速道路が倒壊したシーンをテレビで見て衝撃を受けた。以降、受験勉強と阪神大震災が紐付けられた。受験は失敗、浪人が決まって失意の中にいた矢先、3月に地下鉄サリン事件が起きた。失意の中での恐怖。受験失敗と地下鉄サリン(そしてオウム真理教)が頭の中で紐付けられた。一生の記憶として残った。1995年の出来事、一生忘れない。

あまり地頭が良い方ではなかったが、記憶力は良いほうだったかもしれない(最近は物忘れが激しいが)。歴史の年号なんかが象徴的で、覚えるのに苦労したことはなかった。世界史を学ぶ過程で各国史(国ごとの歴史)を学ぶのだが、各国史を縦の線ではなく、年号を通じた横のつながりを意識して覚えたものだ。例えば17世紀初頭。日本では関ケ原の合戦を制した徳川家康が江戸幕府を開いた時期であるが、この頃フランスは、ブルボン王朝が国を統治し始め、絶対王政の象徴であるルイ13世、14世時代と重なる。直接的な結びつきは全くないが、徳川幕府とブルボン王朝は同時期なのだと紐づけて記憶した。ともに19世紀に滅ぶ。ちなみにその頃のアメリカはどうだったか。ピルグリムファーザーズがメイフラワー号でイギリスから入植したのは1620年。まだまだ国家の体をなしていない時期。歴史的にはアメリカは新米なのだ(新しいアメリカという意味ではなく、しんまい)。

各国の歴史を結びつけるものが年号であり、その年号をキーとして世界史を各国の縦の線でなく、横の繋がり(面)として捉える、という考え方をして学んだ。そもそも歴史は政治、経済、交易、宗教、文化など様々な分野で密接に結びついており、縦の線のみで学ぶことはできない。今でも歴史は好きで、特に19~20世紀初頭の西欧、グローバリズム、ナショナリズムの波から第一次世界大戦に繋がる過程に関心を持つ。昨今の中東情勢もこの19世紀以降の西欧の歴史の文脈からも語れる。

ところで2026年3月。WBCで国内が熱狂、世界に目を向ければ中東情勢の緊迫が世界を混乱に巻き込む。歓喜、感動、恐れ、不安。感情に翻弄される。他に何かが起きれば、これらと一緒に結びついて記憶として一生記憶される。生きている間にそうそうない、記憶として残る1か月となりそうだ。

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