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社長ブログ

2016.12.15

サプライズもほどほどに

平成28年(2016年)もいよいよ終わりを迎えようとしている。

忘年会シーズン真っ盛りだ。開会の挨拶や乾杯時に、一年を振り返る方々が多い。話を聞く中で、多くの方々が使われていた今年のキーワードは、「サプライズ」だ。

当社としても個人としても激動の1年であったが、世の中的にもサプライズがこれだけ多かった年はなかなかないだろう。今年の世相を表す漢字に「金」が選ばれたように、リオ五輪での日本勢の金メダルラッシュは見事であり、良い意味でサプライズだった。

オリンピックでのサプライズだけなら良かったが、政治・経済では様々なサプライズがあった。年明け早々の株価急落と円高、安倍首相の消費増税再延期表明、都知事の交代劇、築地移転問題。そしてほとんどの日本人にとってサプライズだった世界の2大イベント。イギリスの国民投票によるEU離脱(Brexit)とアメリカ大統領選でのトランプ氏勝利。トランプ氏当選以降、株価は上がり円安に振れている。政治に振り回された経済、ということも言える。

このような環境の中、最近気になるのが原油価格の動向だ。

運輸事業を主力とし、さらにその中でも石油製品の配送が多くを占める当社にとって、この問題に対しては敏感ならざるを得ない。

平成26年(2014年)の夏以降下降線をたどり、なんと今年の1月には、ドバイ原油は27.25ドル/バレルという安値になった。最高値108ドルから比較すると約1/4という数字である。運輸業界を取り巻く環境は、人手不足や安全・環境規制、長時間労働などのコンプライアンス問題など、厳しい状況が続いているが、こと燃料問題においては、一息つけた2年間であった。

原油の価格決定には様々な要因があり、我々の知る由のない、高度な政治的思惑も含めたものになっている。OPEC(石油輸出国機構)諸国、シェールオイル革命に涌いたアメリカ、そしてロシアなど、裏で様々な駆け引きがあると言われる。IS(イスラム国)の横暴やイラン・サウジの関係など、地政学的リスクと呼ばれる要因もある。

先日、OPECとロシアなどが協調して原油減産合意したことを受け、原油価格が高騰してきた。日本でも灯油が売れる需要期に入っており、末端価格に影響していきている。

石油需要は年々低下し、ガソリンに限っても年2~3%減っている。人口の構造的な問題や省燃費車の普及等が主な要因であり、この流れはけっして止まらない。しかし足下は割安感が手伝って、販売量は懸念された程の落ち込みはないようだ。寒さも手伝い、灯油の需要も増えている。

様々な専門家、アナリストがここ数ヶ月の原油価格の推移を予想している。来年の上半期までは、高くても60ドル前後で推移するだろうと言う人が多い。トランプ新大統領の経済政策にも左右されるだろうと。

しかし、国際的な原油減産と、国内の石油最需要期という状況下、年明け以降の原油価格が想定を上回る程高く振れることもあるかもしれない。

最後の最後までサプライズか・・・。

こうも続くと、本来サプライズな事がそう思わなくなることが、逆に怖い。「あ、そう。」「またか。」と思うだけで、感度が鈍くなる気がする。異常が続くとそれはあたかも正常に思うようになる。物事に感動しなくなる。

サプライズは、ほどほどがいい。

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