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社長ブログ

2017.06.19

総会シーズン

総会シーズンまっしぐらだ。3月決算の企業はもとより、所属団体・組織は3月が決算月のところが多いので、5月末から6月最終週まで、毎日のように続く。先週3回、今週3回と出席してきた。来週は5回。ピークだ。

総会というと、その組織の代表者が始めに挨拶をするのが恒例。昨年1年を振り返り省みて、新たな1年に向けての決意を示す。その後、上程議案について説明し、出席者(議決権を持つ株主や会員)に決議を仰ぐ。「異議なし!」で可決とするところ、もしくは「異議なし」の声を待ってその後の拍手を以て可決とするところ、様々だ。「サクラ」に事前にお願いしておくこともある。

そういえば、最近「総会屋」という言葉を聞かなくなった。大学時代、応援指導部の友人が、総会屋対策として株主総会に出向いたことがある、という話を聞いた。今となっては昔の話。

一方で、企業の不祥事は相変わらず後を絶たない。東芝の一件は説明の余地はないだろうが、最近ニュースになったのは、富士フィルム子会社の富士ゼロックスの不適切会計。売上至上主義のひずみが指摘されている。

富士フィルムといえば、時代の流れを読み、環境変化に事業・業態を対応した優良企業だと言われている。フィルムの巨人、米コダックの経営破綻に対して、富士フィルムは独自の技術をデジカメにシフトし、その後スマホの登場によりデジカメが駆逐されると、その技術を医療分野に応用してきた。並行して企業買収も盛んに行い、時代を牽引した。しかしその優等生が自分の子(会社)の不正を見破れなかった今回の一件。ガバナンス(企業統治)の実態が問われている。

総会の主催者側からすれば、あまり質問や批評を受けたいはずはなかろうが、出席者からの発言が全くない総会も、それはそれで良い形とは言えない。一般株主と企業、一般会員と執行部、総会は有効な双方向コミュニケーションの場であり、建設的意見は企業・組織の発展に必ず繋がるからだ。

ただし、不正・不祥事を起こし、それが明るみになった企業・組織の総会は、それは覚悟しなければならないだろう。

他人事ではない。会社のトップであり、業界団体の一組織の代表も務めている。総会とは、常日頃からその立場における職責(責任)を果たしているかどうか、周囲のチェックを受ける場ということだ。それを代表者は忘れてはいけない。

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