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社長ブログ

2021.07.06

大谷翔平から学ぶ

大谷翔平が止まらない。

活躍の内容や実績(数字)はネット等で確認してもらえれば、その凄さは野球ファンでなくてもわかるだろう。一つ挙げると、現地7月4日オールスターブレイク前にすでに31本のホームランを放った。この数字は、あのゴジラ松井が2004年記録した年間日本人最多ホームランの記録。なんと大谷は、約半分の試合数、約半分の打席数で並んでしまった。6月の月間MVPに選ばれ、今月中旬に行われるオールスター前夜祭のホームラン競争に出場、翌日の試合は投打二刀流で出場することも決まった。礼儀正しく、いつもチームメイトとじゃれ合い、他球団の選手とも塁上で談笑。いつも笑顔で子供にも大人気。悲壮感が全くなく、野球少年のようにただただ野球を楽しんでいるように見える。国境を越え、性別・世代を超えて感動を与え続けている。巷(ちまた)では毎朝、大谷の活躍を知らせるスマホのアプリを開発してくれという声も出始めている。怪我だけが唯一の心配だ。

さて、大谷翔平には高校1年生時に作ったと言われる「マンダラチャート」なる心の支えがある。目標設定シートとも言われ、3×3の9マスで作られるものが一般的だが、大谷のそれは、3×3×9の81マスで構成されている。よく高校1年生でここまで作れるものだと感心してしまう。ネットでもすぐに検索できるのでぜひとも一度見てもらいたい。

(著作権上ここでは挙げれないが「マンダラチャート 大谷」でググれる。)

この中で、「人間性」というチャートがある。この「人間性」を中心に8つの項目が取り囲む。「感性」、「思いやり」、「礼儀」、「信頼される人間」、「継続力」、「感謝」、「計画性」、「愛される人間」。

大谷翔平のマンダラチャートの一部

 

今年の大河ドラマや2024年からの新一万円札で認知度が高まった渋沢栄一。彼の人間性を磨いたのは約2500年前の孔子の「論語」と言われる。「論語」で培った人間性や知恵を、武家社会では卑しいものとされた商売・実業の世界に生かし、今の日本国の社会・経済発展の立役者となった。

大谷翔平が「論語」を読んだかどうかは定かではないが、マンダラチャートの「人間性」が表現するものは、まさに孔子の教えの基本であり、渋沢の生きる糧になった「論語」の中心的概念、「仁・義・礼・知・信」という「5つの道徳」に通じる。

※5つの道徳
「仁」:ものごとを健やかにはぐくむ 「義」:みんなのためを考える 「礼」:礼儀を身に着ける 「智」:ものごとの内実を見通す 「信」:信頼される

その道の本当のプロになるためには、「人間性」が全ての根底にある。

大谷翔平の活躍と同じ文脈では語るのも恐縮だが、我々も物流のプロである。プロである以上、我々もこの根底にある「人間性」を常に磨かなければならない。

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