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社長ブログ

2022.11.04

隣国韓国

韓国には行ったことはないし出自でもないが、生活の中で様々なところで触れていることをあらためて感じている。特に韓国料理は大好き。もともと辛いものは好きでキムチは必ず冷蔵庫にあるし、豚足やサムギョプサルなどのお肉そのものから、サムゲタン、コムタンなどのお肉を煮出して作るスープも、体にも良さそうでよく食べる。中でもユッケジャンスープがお気に入りで、これに白いご飯があれば、石焼ビビンバなど食べなくても十分に満足できる。余談ではあるが、以前住んでいた町には行きつけの韓国家庭料理のお店があり、その店の常連だった某元横綱と意気投合して、お店で料理をたらふく頂いたあと、近くの昭和漂うスナックにお店の人とみんなで行き、韓国の歌を熱唱して盛り上がったこともあった。

本場の人気ドラマ「梨泰院クラス」の日本版、先日放映していた「六本木クラス」を視た。あの手の人生逆転のドラマはよくあるし視聴者の気持ちをスカっとさせるので人気だが、その構成力というか表現力は日本よりも韓国が一前上手だという。K-POPと言われる芸能の世界では明らかに日本の上をいっているようで、その代表的なものが以前もブログで触れたことのあるBTSだ。一方で日本のカルチャーも韓国に多く浸透しており、日本のアニメは韓国でも人気が高い。スポーツの世界では、永遠のライバル関係である。

このように生活や文化面で相互に深い関係がある今日だが、歴史的には今から112年前の1910年に韓国併合があり、今の韓国も北朝鮮にあたる地域もその後1945年の終戦を迎えるまで日本の領土であった。今では信じられない気もするが、終戦までは日本という国家は軍国主義に走り、対外的には帝国主義国家であったという事実。今日まで続く日韓の政治的な問題、1965年に日韓基本条約が締結され、日韓の関係が正常化されたと言えども国民感情からすればそんな単純なものではなく、領土問題や戦中の諸問題など未だ引きずっている。理屈と感情が交錯する両国の関係だが、アジアの隣人として政治的にも早く妥協点を見つけてほしい。

その韓国の首都ソウル、繁華街の梨泰院で悲劇が起きてしまった。ハロウィンというイベントは大型施設で行うコンサートのようなものではなく、基本的に街全体がそのイベントの舞台となる。そもそもこのイベントの主催者がいるわけでもない(各店舗レベルは別として)。整理券を配って入場制限を行うといっても、街に入場制限を敷くのは簡単ではない。ただでさえコスチュームを身にまといテンション高い若者が集まり、そしてコロナ明け3年ぶり規制なし、人気ドラマの舞台となれば、あのような光景も少なからず想像できたろう。警察の対応の問題が日を追うごとにクローズアップされている。

日本では今回は大きな問題はなかったようだが、以前は路上駐車していたトラックが横転されたり、翌日の街に残された大量のゴミがあったりで、何かと問題の多いイベントでもある。

せっかく楽しい時間と場が、悲劇と凄惨な現場になってしまう。参加者一人一人の個性を解放し、様々な個性が大きくなって暴走する集団に化ける性格のあるイベントだからこそ、相応の規制・ルールが不可欠である。主催者がいるわけではないので、ここは当局が行うしかないのだろう。本当なら、参加者の自覚・モラルを期待したいところだが。理屈よりも感情が上回るハロウィン。今回の事故から、このイベントの在り方という難しい問いに直面した。

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